公開日:2026年2月4日

音と神話が交錯する「Obol」展が銀座メゾンエルメスで開催。ヴェネチア・ビエンナーレ参加作家アンドリウス・アルチュニアンの日本初個展

アルメニア/リトアニアのアーティスト・作曲家であるアンドリウス・アルチュニアンによる展覧会。ゲストキュレーターは岩田智哉(The 5th Floorディレクター)。会期は2月20日〜5月31日

アンドリウス・アルチュニアン Below (For the Ones That Murmur) 2024 Courtesy of the artist Photo by Dat Bolwerck, Zutphen

ヴェネチア・ビエンナーレ参加作家による日本初個展

銀座メゾンエルメス フォーラムで、アルメニア/リトアニア出身のアーティスト・作曲家、アンドリウス・アルチュニアンの日本初個展「Obol」が開催される。会期は2月20日から5月31日まで。

アルチュニアンは1991年アルメニア/リトアニア生まれ。第59回ヴェネチア・ビエンナーレにおいてアルメニア・パビリオン代表を務めたほか、第14回上海ビエンナーレ、第15回光州ビエンナーレ、第17回リヨン・ビエンナーレに参加するなど、国際的な舞台で精力的な活動を展開してきた。

アンドリウス・アルチュニアン Seven Common Ways of Disappearing 2022 Courtesy of the artist and Pavilion of Armenia, the 59th Venice Art Biennale Photo by Claudio Fleitas

音楽を「歪んだ時間の建築」としてとらえ、ヴァナキュラーな実践、思弁的な儀礼、政治的同調と音の調和の関係を探求するアルチュニアン。本展では、オルタナティヴなキュラトリアルの実践を試みるThe 5th Floorのディレクター、岩田智哉をゲストキュレーターに迎え、冥界の未来的なヴィジョンを通して時間・未来・神話をテーマとした作品を展開する。

アンドリウス・アルチュニアン Synthetic Exercises 2023 Courtesy of the artist Photo by Jonas Balsevicius

未来の冥界を構築する展覧会

展覧会は、石油由来の物質である「瀝青(れきせい)」をイメージの起点に、冥界の渡し守カロンの神話や古代の宗教から語り継がれる神格へのオマージュを試みる。重層的な音像が会場を横断し、遊戯性と厳粛さを兼ね備えた体験を生み出す。また、カロンへの渡し賃のオボル銀貨や蛇、神話的図像が空間に儀礼的触媒として配され、未来の冥界における儀式を想起させる。

アンドリウス・アルチュニアン End Pull 2024 Courtesy of the artist and Future Art Generation Prize Photo by Ela Bialkowska OKNO studio
アンドリウス・アルチュニアン Under the Cold Sun 2024 Courtesy of the artist Photo by Kunstmuseum Magdeburg

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