公開日:2025年10月29日

アーティスト主導のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」が2月に開催。国内外の若手作家40組が京都国立博物館 明治古都館に集う

会期は2026年2月21日〜23日

2025年の開催風景。臨済宗大本山 東福寺に展示されたYotta《花子》

来場者とアーティストが対話するアートフェア

京都を舞台にしたアーティスト主導のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」が、2026年2月21日〜23日に開催される。

「ARTISTS' FAIR KYOTO」は次世代のアーティストが世に羽ばたくためのきっかけづくりとして、来場者とアーティストがダイレクトに交流するアートフェア。ディレクターを椿昇が務める。「Singularity of Art」をテーマに掲げ、今回で9回目の開催を迎える。

「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」キーヴィジュアル

メイン会場となる京都国立博物館 明治古都館は、1895年竣工、1969年に国の重要文化財に指定された歴史的な建造物。片山東熊による設計で、外観はフランスのルネサンス・バロック様式を特徴としている。本フェアでは、2024年から通常非公開の玄関・中央ホールをメイン会場としており、今回は展示室も存分に活用するなど使用エリアを拡大。ペインティングからインスタレーション、映像、立体まで、多彩な表現が集う。

京都国立博物館 明治古都館 外観
2025年の開催風景。京都国立博物館 明治古都館(メイン会場)

アドバイザリーボードに鷹野隆大と笹岡由梨子が初参加

若手アーティストを推薦する「アドバイザリーボード」のアーティストは、以下の16組。鷹野隆大笹岡由梨子が初参加となる。

池田光弘、薄久保香、大庭大介、大巻伸嗣、オサム・ジェームス・中川、加藤泉、鬼頭健吾、笹岡由梨子、鷹野隆大、田村友一郎、津田道子、名和晃平、ミヤケマイ、ヤノベケンジ、Yotta、ロバート・プラット

アドバイザリーボード

また、公募によるアーティストの選考を担う委員には、ディレクターの椿に加え、黒澤浩美、保坂健二朗、山本浩貴の3名が名を連ねる。

公募選考委員

40組のアーティストによる作品が歴史的建造物に集結

出品アーティストは、アドバイザリーボードによる推薦と、公募で選出された以下の40組。カッコ内は推薦したアーティスト、もしくは公募選出者を示す。

會見明也(薄久保香)/綾野文麿(田村友一郎)/安藤項司(公募)/イケナナ(ロバート・プラット)/伊地知七絵(公募)/井上息吹(薄久保香)/彌永ゆり子(公募)/小笠原周(ヤノベケンジ)/岡田真由美(津田道子)/小林太郎(名和晃平)/酒井千明(加藤泉)/澤あも愛紅(公募)/品川美香(公募)/白石効栽(鬼頭健吾)/白簱花呼(池田光弘)/髙橋凜(田村友一郎)/チョ・ウニョン(公募)/辻大輝(笹岡由梨子)/椿野成身(大庭大介)/Thomas Pepito Vauthier(トマ・ペピト・ヴォティエ)(公募)/中田愛美里(大巻伸嗣)/ナガタダイスケ(鷹野隆大)/中西凜(Yotta)/中谷優希(公募)/成山亜衣(ミヤケマイ)/恥ヵ9↙まなか(椿昇)/長谷川翔(公募)/春田紗良(大庭大介)/広瀬里美(大巻伸嗣)/広田郁也(名和晃平)/堀江たくみ(津田道子)/真崎茜(ロバート・プラット)/松岡日菜子(公募)/松岡柚歩(鬼頭健吾)/見島澪佳(笹岡由梨子)/閔麗珊(ミヤケマイ)/矢部もなみ(椿昇)/山下雅己(池田光弘)/リベッカ・ドローレン(オサム・ジェームズ・中川)/リリアナ・グスマン(オサム・ジェームズ・中川)

會見明也 残像偶像 no.5 [どうなるべきか、あなたに問い続けなければいけない] 2025 アクリル、パネル、レジン
安藤項司 つくもがみ 2025 ガラス、陶土、金属線

さらにメイン会場での展示に加え、京都ならではの歴史的建築や文化施設と連携し、街全体を舞台に多彩なプログラムを展開する予定だ。

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