公開日:2026年3月5日

台湾の玉山銀行が贈る国際公募展「E.SUN Art Awards 2026」が作品募集中。賞金総額は2000万円、台湾で巡回展も

応募作品のテーマは「玉山」と「音楽」

次世代作家を支援するアートアワード。国際部門の最優秀賞には約550万円を授与

台湾の金融機関・玉山銀行(E.SUN Bank)が、国際公募展「E.SUN Art Awards 2026」を開催。作品の応募を受け付けている。

玉山銀行は、米『フォーブス』誌による「世界における最高の銀行」において、昨年まで5年連続で台湾の第1位に選出された、台湾を代表する金融機関のひとつだ。金融分野にとどまらず、文化芸術の振興からアーティストの活動支援まで幅広い取り組みに力を入れている。

「E.SUN Art Awards」は、アジアを中心に国際的なアーティストの発掘・支援を目的に掲げる公募型のアートアワード。展覧会や授賞の機会を通じて受賞作を広く紹介し、次世代を担うアーティストの創作活動を継続的にサポートすることを目指している。

「E.SUN Art Awards 2022」国際部門最優秀賞の受賞作品、ワン・ハイフイ《The Treasures of Yushan》 All images courtesy of E.SUN Bank

本アワードは、台湾最高峰の山である玉山(ユイシャン)を主題とし、自然と芸術への深い関心を出発点に、世界のアーティストへ創作の場を開いてきた。これまでの3回で、5大陸72か国から延べ5000点を超える応募を集め、台湾を代表する国際美術賞のひとつとして知られている。

玉山銀行は本アワードを通じて「台湾の自然と文化への理解を深めるとともに、国際的なアーティストの創造性を支援し、芸術が持つ社会的・環境的なメッセージを発信していく」としている。

「E.SUN Art Awards 2022」国際部門優秀賞、稲岡絵美《玉山朝陽》 All images courtesy of E.SUN Bank

応募作品は、油彩、アクリル、日本画を基本とし、「一般部門」「学生部門」「国際部門」の3部門で募集。日本を含む外国籍の作家は「国際部門」への応募が可能だ。今回の賞金総額は13万米ドル(約2000万円)にのぼり、国際部門では最優秀賞に賞金3万6000米ドル(約550万円)を授与される。さらに特選、優秀賞など複数の賞を設け、優れた表現を顕彰する。審査は、主催者が招聘する美術分野の著名な研究者や専門家によって行われる。

テーマは「玉山」と「音楽」。台湾国内で巡回展も

今回の募集作品のテーマは「玉山」「音楽」で、応募者はこのうち少なくともひとつを選択する。

「玉山」のテーマでは、玉山国立公園の自然風景や文化的特質を描き、環境の持続可能性や大地への想い、生命力溢れる玉山の美を表現することが求められる。

いっぽうの「音楽」では、言語や文化、時空を越えて人々の感情をつなぐ音楽の力を、絵画表現として可視化することが試みられる。両テーマを掲げることで、自然と芸術、さらには音楽という異分野を横断しながら、環境意識と表現の可能性を広げることをねらいとしている。

「E.SUN Art Awards 2022」国際部門特選、ビルンギ・アーノルド《Yushan Wild》 All images courtesy of E.SUN Bank
「E.SUN Art Awards 2022」国際部門特選、フリオ・セサール・ゴメス・ゲレロ《Mystical Becoming》 All images courtesy of E.SUN Bank

また受賞者には複数の展示機会が与えられる点も本アワードの特徴だ。一次審査、本審査を経て決定した受賞作は、今年10月の授賞式を経て、同月から12月にかけて台湾北部・中部・南部各地の玉山銀行で行われる巡回展にて展示される。

前回の展示風景
前回の展示風景

一次審査の応募締め切りは日本時間7月18日00:59。募集要項の詳細はオフィシャルサイトで確認してほしい。

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