仕事柄、美術館を訪れる機会が多いのですが、展示をじっくり観たあとに外へ出ると、どっと疲れが押し寄せ、同時にお腹も空いてきます。そんなときにぴったりの、心と体を満たしてくれるランチを3つご紹介します。
先月訪れたアーツ前橋。その帰りに立ち寄ったのが、ポーランドのパスタ店「GRASSA」です。初めて入る店ではオリジナルメニューを頼むことが多いのですが、おすすめはカルボナーラとのことで、迷わず注文しました。
運ばれてきた瞬間、「これはただのパスタではない」という予感が。そして一口食べて、「ああ、これは危険なやつだ」と確信しました。パスタのゆで加減、ソースの絡み方、すべてが丁寧に作られていて、その完成度が尋常ではありません。

おいしすぎて、思わずパスタの缶バッジまで購入してしまったほど......!

このパスタを食べるためだけに前橋を訪れてもいいと思える一軒です。近くにはクラフトジンの蒸留所「双子蒸留所」や、本屋「水紋」もあり、美術館帰りの散策コースとしてもおすすめです。
大阪出身の友人に連れられて訪れた「インディアンカレー」。一度食べてからやみつきになり、大阪中之島美術館を訪れるたび、淀屋橋の店舗に立ち寄ってしまいます。
私の定番は、インディアンカレーですが、それと同じくらい、いやそれ以上におすすめしたいのがキャベツの福神漬け。甘酸っぱい味わいがカレーの辛さと絶妙に合い、ついスプーンが進みます。

カウンター越しに、スタッフが手際よく調理する様子を見ていると、なぜか「早く食べなければ!」という気持ちに。テンポよく食べられるので、さっとランチを済ませたいときにもぴったりです。
ちなみに丸の内にもありますが、なぜか大阪で食べたくなる味です(笑)。
牡蠣バターは、どうしてこんなにもおいしいのでしょう。私にとって冬の楽しみのひとつです。
今年こそは! と思い、アーティゾン美術館の帰りに向かったのが、銀座の老舗洋食店「煉瓦亭」。念願の牡蠣バターを注文しました。

皿に並んだ牡蠣は、通常の1.5倍、いや2倍はありそうな大きさ。口に運ぶと、その存在感にまず驚かされます。ひと粒ごとの旨みがしっかり感じられ、まろやかなバターと牡蠣の風味が口いっぱいに広がります。
私にとっては少し贅沢なランチですが、特別に頑張った冬の日にこそ訪れたい一皿です。