イッセイ ミヤケ「IM MEN」の特別展が東京・大阪で開催。陶芸家・加守田章二との出会いから生まれた新作コレクションの世界に触れる

同時期に京都国立近代美術館などでも関連展示を実施

加守田章二の作品を着想源とした2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」

イッセイ ミヤケのメンズブランド「IM MEN」のふたつの特別展が、3月1日から東京、大阪で開催。「IM MEN theater 加守田章二を巡る旅」が東京・銀座のISSEY MIYAKE GINZA / 445内CUBEにて、「UROKOMON 重なりの鼓動」が大阪のISSEY MIYAKE SEMBA | CREATION SPACEにて行われる。

2021年のスタート以来、三宅一生の「一枚の布」という思想を男性の身体の視点からとらえ、ものづくりの可能性を追求している「IM MEN」。2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」は、陶芸家・加守田章二(1933〜83)の作品を着想源としている。異なる素材である土と布のあいだを何度も行き来しながら、作品が放つエネルギーをIM MENらしい衣服表現に昇華した。同ブランドのデザインチームは、伝統工芸の枠組みや既存の作陶のルールにとらわれず、自由かつ前向きに自身が信じる造形美を目指した加守田の作品と出会い、「この陶器を衣服にして着てみたい」と直感したのだという。

加守田ゆかりの土地を映す映像や、テキスタイルの制作プロセスを紹介

今回行われる展覧会は、こうして生まれたIM MENと加守田章二の世界観を、会場ごとに異なる多角的な視点で紹介するもの。

IM MENのデザインチームは、コレクション製作の過程で、加守田が釜を築いた岩手・遠野を訪れ、陶房や豊かな自然のなかで加守田の感覚に触れた。「IM MEN theater 加守田章二を巡る旅」(ISSEY MIYAKE GINZA / 445内CUBE、3月1日〜4月27日)では、遠野をはじめとする加守田ゆかりの土地や人々を巡った映像とともに、IM MEN 2026年春夏コレクションを展示する。

「IM MEN theater 加守田章二を巡る旅」ヴィジュアル

いっぽう、「UROKOMON 重なりの鼓動」(ISSEY MIYAKE SEMBA | CREATION SPACE、3月1日〜4月25日)では、IM MENのテキスタイル「UROKOMON」にフォーカス。「UROKOMON」は、加守田の「彩陶壺」に表現された鱗のような文様が表すテクスチャーや立体感をテキスタイルとして写し取ったもの。本展では、2026年春夏コレクションから、この「UROKOMON」の複雑かつ緻密な制作プロセスを紹介する。

「UROKOMON 重なりの鼓動」ヴィジュアル

あわせて京都でも同時期に関連する展覧会が行われ、京都国立近代美術館では、コレクション展として「加守田章二とIM MEN」(3月28日〜6月21日)が、ISSEY MIYAKE KYOTO | KURAでは「ELEMENTS」(4月1日〜5月28日)が開催される。シーズンを通して、4つの会場でIM MEN 2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」の世界を堪能できる機会となる。

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