公開日:2025年10月29日

【美術館チケットが割引に!】「ミューぽん」が使える、注目の展覧会5選|アンチアクション、ビアズリー展、染色家・柚木沙弥郎の個展など(2025年11月)

11月に開催されている「ミューぽん」対象の展覧会と、その見どころを紹介する

Tokyo Art Beatでは有料会員向けの美術館割引サービス「ミューぽん」を、常時複数館を対象に提供している。ここでは、10月に開催されている「ミューぽん」対象の展覧会とその見どころを紹介! まだサービスを使ったことのないユーザーの皆様も、ぜひラインアップをチェックしてみて欲しい。

*有料会員の詳細はこちら(月払い300円・年払い2500円)
*他の対象展覧会はこちらをチェック

【絵本】「装いの翼― いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子」(ちひろ美術館・東京)

いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子は、第二次世界大戦後、それぞれ絵本画家、詩人、美術家として独自の表現を切り拓いた。本展では、2025年9月刊行予定の行司千絵・著『装いの翼 おしゃれと表現と―いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子』(岩波書店)を起点として、「装い」をテーマに3人の女性の作家の素顔に迫る。それぞれの作品とことば、愛用の品や写真などを展示し、三者三様の美意識や生き方と、自由と平和を求める共通の思いを浮き彫りにするような機会となった。

会場:ちひろ美術館・東京
会期:10月31日〜2026年2月1日
ミューぽんで200円OFF!

【工芸・染色】「柚木沙弥郎 永遠のいま」(東京オペラシティアートギャラリー)

2024年に101歳で亡くなった染色家の柚木沙弥郎。柳宗悦らによる民藝運動に出会い、芹沢銈介のもとで染色家としての道を歩み始めた柚木は、挿絵やコラージュなどジャンルの垣根を超えて自身の創作世界を豊かに広げた。本展は、柚木の75年におよぶ活動を振り返るとともに、制作において縁のあった都市や地域をテーマに加えて、柚木を巡る旅へと誘う内容となる。民藝を出発点に、人生を愛し、楽しんだ柚木の創作活動の全貌を堪能できる展覧会となった。レポートはこちら。

会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:10月24日〜12月21日
ミューぽんで200円OFF!

【現代アート】「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」(豊田市美術館)

1950から60年代の日本の女性の美術家による創作を「アンチ・アクション」というキーワードから再評価する展覧会。本展では、中嶋泉による『アンチ・アクション』(2019)のジェンダー研究の観点を足がかりに、草間彌生、田中敦子、福島秀子をはじめとする14名の作家による約100点の作品を紹介する。男性中心的な美術史の語りに異議を唱え、女性の美術家たちの多様な表現を通して、戦後日本美術の新たな側面を浮き彫りにする。また、本展は東京国立近代美術館(12月16日〜2026年2月8日)、兵庫県立美術館(2026年2月28日~5月6日[予定])にも巡回予定。企画を担当したキュレーターへのインタビューはこちら

会場:豊田市美術館
会期:10月4日〜11月30日
ミューぽんで100円OFF!

【近代・現代美術】「[2025秋期]コレクションルーム 特集『こどもへのまなざし』」(京都市京セラ美術館)

学校が創設され、児童教育が発達した明治・大正期は、児童向け雑誌や童謡など、⼦供のための⽂化が確⽴され、⽂筆家や作曲家など多くの⽂化⼈が子供という存在に視線を向けた時期でもある。そうした⾵潮のなかで、近代の画家たちもまた、その多くが子供を⾒つめ、作品に描いていた。京都を代表する人気作家やテーマをもうけた特集展示を通じて、京都美術の面白さを体感できるコレクションルーム。2025年秋期は、子供をテーマにした絵画作品を通じて近代における「こどもへのまなざし」を振り返る。

会場:京都市京セラ美術館
会期:10月24日〜12月14日
ミューぽんで100円OFF!

【西洋美術】「異端の奇才 ビアズリー展」(高知県立美術館)

25歳で世を去った画家オーブリー・ビアズリーは、ろうそくの光をたよりに、精緻な線描や大胆な白と黒の色面からなる、きわめて洗練された作品を描き続けた。本展は、19世紀末の欧米を騒然とさせたビアズリーの歩みをたどる、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)との共同企画。初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描に加え、彩色されたポスターや同時代の装飾など、約200点を通じてビアズリーの芸術を総覧する。今春、東京の三菱一号館美術館で開催された本展のレポートはこちら

「異端の奇才——ビアズリー」(三菱一号館美術館)会場風景より、オーブリー・ビアズリー《クライマックス》(1893) ライン・ブロック ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 © Victoria and Albert Museum, London

会場:高知県立美術館
会期:11月1日〜2026年1月18日
ミューぽんで340円OFF!

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