「Shiseido Art & Heritage Passage」メインヴィジュアル
資生堂は、横浜にある研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」内に位置する「Shiseido Beauty Park」の2階に、新たな展示空間「Shiseido Art & Heritage Passage」を開設した。
同エリアには、アートの視点から五感を通じて資生堂の150年にわたる歴史と美意識を体感できる「Origin」ゾーンが1月28日にオープン。資生堂社の創業から現在までのあゆみを紹介するもので、化粧品や広告表現などの展示を通し、同社の歴史を体感することができる。

「Origin」ゾーンの見どころのひとつである「Shiseido Seasons」は、春夏秋冬をテーマにアーカイヴ資料を紹介する特別展示だ。3月までの展示テーマは「Powder Snow」。日本的美意識に貫かれた雪化粧するような繊細さと、舞う粉雪の軽やかさを映した商品と広告を展示する。
体験展示「Scent of Memory」にある「記憶の調香台」では、来場者自身の記憶の欠片から香りを生み出す調香体験ができる。

また、同社の化粧品の製造販売に留まらない文化活動も紹介されている。西洋料理という新たな食文化を提供した資生堂パーラー、新進作家を支援する資生堂ギャラリーなど、人々の生活を豊かにしてきた取り組みの歴史にも注目したい。


また、「Shiseido Art & Heritage Passage」のオープンに合わせ、特別展示「髙田安規子・政子Perspectives この世界の捉え方」展が開催されている。会期は1月28日〜3月15日。
この展示は、昨年資生堂ギャラリー(東京・銀座)にて開催した展示を、「Shiseido Beauty Park」の2階の空間に合わせ再構成したものだ。
髙田安規子・政子によるアートと科学を融合させた表現は、資生堂のものづくりのDNAに共鳴している。本展では、生命やその成り立ち、進化の歴史を時間の層として描き出しながら、自然の法則で宇宙までつながる時空間を、マクロからミクロまでとらえて可視化することを試みる。