公開日:2026年3月14日

「VOCA展2026 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」が上野の森美術館で開幕。戸田沙也加がVOCA賞を受賞

33回目を迎える若手作家の登竜門に、全国から24名の作家が集う。会期は3月14日〜3月29日

戸田沙也加 語られざる者の残響

受賞・入選作家24名の平面作品を一堂に公開

若手作家の登竜門として知られる「VOCA展2026 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」が3月14日から3月29日の16日間、上野の森美術館にて開催される。1994年の創設から33回目を迎える本展には、全国各地の推薦を経た24名の作家が出品する。

加藤千晶 ゆらぐ輪郭、声の断片を拾う

今回「VOCA賞」に輝いたのは戸田沙也加。「VOCA奨励賞」にはソー・ソウエン寺田健人、「VOCA佳作賞」には加藤千晶倉敷安耶がそれぞれ選出された。受賞作を含む出品作品が会期中一堂に展示される。

ソー・ソウエン Pain things - ペイン ティングス

「VOCA(ヴォーカ)展」とは?

「VOCA展」は、平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に1994年より毎年開催されている美術展。「現代美術の多様性を反映しつつも、平面というメディアに対する意識と強靭なコンセプトに裏打ちされた作品」を募集し、出品している。これまでに数多くの有望な作家を世に送り出しており、近年では宮本華子(2025年)、大東忍(2024年)、永沢碧衣(2023年)がVOCA賞を受賞している。

寺田健人 The Gunshot Still Echoes より

選考は、日本全国の声をできるかぎり直接的に反映させるため、まずアートの現場に精通した全国の美術館学芸員、研究者らが将来性のある若い作家を推薦。その後選考委員によって各受賞者が決定される。

今年の選考委員は、拝戸雅彦(選考委員長/キュレーター)、尾﨑信一郎(鳥取県立美術館館長)、丹羽晴美(東京都写真美術館事業企画課長学芸員)、服部浩之(キュレーター/東京藝術大学大学院准教授/国際芸術センター青森館長)、原久子(大阪電気通信大学教授)。

若手アーティストの平面作品が集う本展で、これからの日本現代美術の可能性を体験してほしい。

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