公開日:2026年2月3日

いま、関西で見たい展覧会5選(大阪・京都・兵庫ほか):サラ・モリス、「ライシテからみるフランス美術」、「大横尾辞苑」など

毎月1回更新。編集部が注目する、2月に関西エリアで開催されている展覧会をピックアップ。気になる展覧会はお見逃しなく

「ライシテからみるフランス美術 信仰の光と理性の光」(三重県立美術館、三重)

「ライシテ」とは、国家が宗教から自律し、人々に信仰の自由や精神的平等を保障する制度、そしてそれを支える思想のことを表し、フランス共和国の根幹をなす概念となっている。本展は、フランス近代美術にライシテという補助線を引き、新しい楽しみ方を提案するもの。フランス革命期から20世紀半ばまでのフランスの油彩画、版画、彫刻など約200点を通して、国内コレクションの作品群に新たな光を当てる。昨年に開催された宇都宮美術館との2会場巡回展となる。

会場:三重県立美術館
会期:1月17日〜3月22日
ミューぽんで100円OFF!(1名様まで割引)

「笹岡由梨子のパラダイス・ダンジョン」(滋賀県立美術館、滋賀)

笹岡由梨子は、自身が演じたり、自身の顔や身体の一部を用いたキャラクターたちが自作の歌を歌う、独創的な映像作品やインスタレーションで知られる。大阪出身で、現在、滋賀県を拠点に活動する作家の美術館初個展となる本展では、最初期の作品から近年発表された近作、本展のために制作された新作の大型作品を通して、笹岡の作品における映像とキャラクターの関係性と、その変遷に迫る。詳細はレポート記事から。

会場:滋賀県立美術館
会期:1月17日〜3月22日

「中立点|In-Between ―第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示帰国展」(京都市京セラ美術館、京都)

2025年5月10日〜11月23日に行われた「第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」日本館展示の帰国展。「ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」では、キュレーションを青木淳と家村珠代が担当し、SUNAKI(砂山太一と木内俊克によるユニット)、藤倉麻子+大村高広が出展した。本展では、1933年の美術館創立と同時に美術館の敷地内に建てられた旧事務所棟(現「桜水館」)における改装工事中途の空間を利用し、ヴェネチアでの展覧会を別のかたちに置き換えて、京都にて展示する。詳細はニュースをチェック。

会場:京都市京セラ美術館
会期:1月24日〜3月1日

「サラ・モリス 取引権限」(大阪中之島美術館、大阪)

サラ・モリスは、図式的なグリッドを用いた幾何学的な抽象絵画で知られる、ニューヨーク在住のアーティスト。1990年代以降、絵画、映像、壁画、ドローイング、彫刻など、多様な作品を制作しており、作品にはネットワーク、タイポロジー、建築、都市への関心が反映されている。モリスの作品を日本で初めてコレクションに加えた美術館である大阪中之島美術館で開催される本展は、モリスにとって日本で初の大規模個展。絵画や映像作品、ドローイング、本展のために制作された大型壁画など、30年以上におよぶキャリアのなかで生み出された100点近い作品を展示する。

会場:大阪中之島美術館
会期:1月31日〜4月5日

「大横尾辞苑」(横尾忠則現代美術館、兵庫)

本展は、「あ〜を」のひらがな45文字、および「A〜Z」のアルファベット26文字にそれぞれ対応する、横尾忠則の作品世界に関連する用語を選び、それらにちなんだ作品や資料で構成する「辞書」仕立ての展覧会。幅広い事象に興味を抱き、森羅万象あらゆるものを貪欲に作品のモチーフにしようとする横尾。今回選定された用語には、「百科全書」的ともいえるその姿勢が反映されている。なかには、横尾の人生を彩るエピソードや、交友関係を反映したもの、精神世界や死の問題に関するものも数多く含まれる。

会場:横尾忠則現代美術館
会期:1月31日〜5月6日

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