公開日:2026年5月2日

いま、関西で見たい展覧会5選(大阪・京都・兵庫):KYOTOGRAPHIE、シアスター・ゲイツ、伊藤若冲など 

毎月1回更新。編集部が注目する、5月に関西エリアで開催される展覧会をピックアップ。気になる展覧会はお見逃しなく

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「KYOTOGRAPHIE 2026 京都国際写真祭」(京都)

本展は、京都各地で4月18日から5月17日に開催される国際写真祭。町家や寺院、歴史的建造物から現代建築まで、京都各地の空間を写真のために再解釈する独自のスタイルで知られる。

今回のテーマは「EDGE(エッジ)」。分断や接触、移ろい、葛藤、そして未知へ踏み出す瞬間など、多義的な“縁”をめぐる思考を促すキーワードだ。京都の歴史建築や文化施設を舞台に、街全体が写真祭として立ち上がる「KYOTOGRAPHIE」らしい構成が展開される。レポートはこちら。

ここでは、京都市京セラ美術館で展示される二組を紹介する。

ピーター・ヒューゴ「光が降りそそぐところ」

ピーター・ヒューゴはヨハネスブルグ生まれ、ケープタウンを拠点に活動する写真家。本展は、過去23年にわたって撮影された100点を超える作品で構成され、人間の存在の鮮やかな痕跡を映し出す。「生きるとはどういうことか」という根本的な問いを軸に、長い時間をかけて育まれた被写体へのまなざしを感じさせる展示となっている。

会場:京都市京セラ美術館
会期:4月18日〜5月17日

森山大道「A Retrospective」

写真家・森山大道は60年にわたるキャリアを通じて、写真表現の慣習を揺さぶり続けてきた。急速に変化する戦後日本のなかでラディカルな姿勢を貫き、「現実の表象」「真実と虚構」「記憶」「歴史」といった問いを写真で思索してきた。本展は、モレイラ・サレス研究所(ブラジル)のチアゴ・ノゲイラがキュレーションを手がけた、森山の全体像を見渡す回顧展。

会場:京都市京セラ美術館
会期:4月18日〜5月17日

「シアスター・ゲイツ:Glorious Robe」(HOSOO GALLERY、京都)

シアスター・ゲイツは、陶芸・彫刻・音楽・パフォーマンス・都市開発など多岐にわたる実践を通じて、荒廃しつつある空間やアーカイヴ、歴史や儀礼に新たな未来を構想し続けてきたアーティスト。いっぽう、元禄元年(1688)に創業したHOSOOは、伝統的な染織文化を背景にしつつ、革新的なテキスタイル制作に取り組んでいる。本展は両者が出会った2024年の森美術館「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」の対話から生まれた作品群を紹介する。レポートはこちら。

会場:HOSOO GALLERY
会期:4月11日〜8月30日

「若冲にトリハダ!野菜もウリ!」(福田美術館、京都)

本展は、伊藤若冲の名作《菜蟲譜》と、近年新たに発見された《果蔬図巻》を同時に展示する企画展。《果蔬図巻》は、若冲ならではの色彩で多様な野菜と果物を描いた絵巻で、2023年に発見され福田コレクションに収蔵された。本展では、新出作品10点を含む初期から晩年までの約40点を一堂に会し、若冲絵画の魅力をたどる。

会場:福田美術館
会期:前期 4月25日〜7月5日、後期 6月3日〜7月5日
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「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。 - 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ - 」(大阪中之島美術館、大阪)

「カンサイ」を拠点に国際的に活動してきた「関西ニューウェーブ」を代表する3作家、森村泰昌ヤノベケンジやなぎみわが集う展示。時に交差しながら歩んできた3人による初の共同制作をはじめ、新作も多数発表される。美術とは何かという根源的な問いに立ち向かう3人が織りなす、驚きに満ちた展示となるだろう。レポートはこちら。

会場:大阪中之島美術館
会期:4月25日〜7月20日

「中原佑介の言葉―コレクションを見るあたらしい眼」(兵庫県立美術館、兵庫)

本展は、2006年から4年間にわたり兵庫県立美術館の館長を務めた美術評論家・中原佑介に焦点を当てた展示。国内外の戦後美術を独自の視点で切り取ってきた中原の言葉をたどりながら、同館のコレクションを紹介する。あわせて、中原の日本近代に関する著作をひもときながら紹介される近代洋画コレクションも見逃せない。

会場:兵庫県立美術館
会期:4月28日〜9月23日

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